11/10/12 22:12:59.20 0
憲剛「本田の穴埋め」以上の出来
スポニチ 2011年10月12日(水)配信
【W杯アジア3次予選C組 日本8-0タジキスタン】キックオフから1分30秒あまりの時点で、
岡崎は早くも2本のシュートを放っていた。得点にはつながらなかったが、どちらも漫然と放たれた
シュートではなく、相手を破壊しよう、蹂躙(じゅうりん)しようという強い意志の感じられるシュート
だった。ブラジルやアルゼンチンなどが弱小国相手に時折見せるしたたかな恫喝(どうかつ)に、
若く経験の少ないタジキスタンの選手たちは怯(おび)えきってしまった。
大量の失点は、時に弱者を凶暴に変えることがある。小野伸二が悪質なタックルで重傷を
負ったのは、シドニー五輪予選のフィリピン戦だったか。だが、この日のタジキスタンは最初から
最後まで牙を抜かれたままだった。北朝鮮、ウズベキスタンと1点差の勝負を演じてきた彼らが、
牙を持たないはずはない。立ち上がりに日本が見せた強烈な意志と、間髪を入れずに見舞った
ゴールラッシュが、そうさせたのである。
覇気のない王者が、勇気あふれる挑戦者に苦しめられたのが、先日のベトナム戦だったとしたら、
目を覚ました王者が臆病な挑戦者を蹂躙したのがこの日の試合だった。言ってみれば、ベトナム戦
のお粗末な内容が、今回の好結果を呼び込んだとも言える。あまりにも苦しかった試合を経たことで、
本番を迎えた王者にはかつてないほどの危機感が芽生えていたらしい。ベトナム戦に出場した選手
の危機感と、出場しなかった選手、できなかった選手の飢えが、長居の舞台で融合した。それゆえの、
胸のすくような快勝劇だった。
>>2につづきます。
▽スポニチ
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
▽後半11分、ゴールを決めユニホームにキスする中村
URLリンク(www.sponichi.co.jp)