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代表初先発のFWハーフナー・マイク(24=甲府)が
1メートル94の長身を生かし、頭で先制弾を含む2得点をマークした。
順風満帆に来たわけではない。「どちらかというと挫折が多い」というハーフナー。
ユースから昇格した横浜で結果を残せず福岡、鳥栖、甲府と3度のJ2移籍を経験。
09年5月に鳥栖に移籍した際には「ここで成功しなかったらサッカーをやめよう」と思い詰めた。
だが「ここでやめたら心に大きな穴が開くと思った」と踏みとどまり、
そのシーズン15得点した。諦めない心と絶え間ない努力が咲かせた大輪の花だった。
シャイだが、胸の内には熱い心を持つ。3月11日の東日本大震災で甲府の練習が中断。
1週間後、自主トレの形でスタートした初日には「震災募金」と書いた自前の募金箱を持って現れると、
北風の吹く駐車場に1人で2時間も立ち続けた。「こういう時こそサッカー選手にしかできないことがある」。
その姿は日本男児そのものだった。
元オランダ代表FWファンニステルローイが目標。憧れの選手をほうふつさせる規格外の
高さを誇示したハーフナーは「これを続けていくことが大事。次も頑張りたい」。
超大型ストライカーがザックジャパンに大きな可能性をもたらした。
■ソース
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