11/10/10 04:28:11.24 P
歌舞伎の人間国宝で、昭和、平成の女形として舞台で活躍した文化功労者の中村芝翫
(なかむら・しかん、本名・栄次郎=えいじろう)さんが、10日午前0時50分、
肝不全のため東京都内の病院で死去した。83歳。東京出身。葬儀日程、喪主などは未定。
昭和3年生まれ。祖父は名優の五代目中村歌右衛門、父は美貌の女形として人気のあった五代目中村福助。
父が死去した昭和8年、四代目中村児太郎を名乗って初舞台を踏んだ。六代目尾上菊五郎のもとで演技を学び、
16年に七代目福助、42年に七代目芝翫を襲名した。屋号は成駒屋、住まいがある「神谷町」とも呼ばれた。
六代目歌右衛門、七代目尾上梅幸に続く世代の立女形として、昭和、平成の歌舞伎界を支えてきた。
平成元年に紫綬褒章、日本芸術院会員。8年に人間国宝(重要無形文化財保持者)。18年には文化功労者に選ばれた。
代表作は、「本朝廿四孝」の八重垣姫、「京鹿子娘道成寺」など。
長男は九代目福助、二男は三代目橋之助で、孫たちも歌舞伎俳優として活躍している。十八代目中村勘三郎は娘婿に当たる。
9月1日開幕した新橋演舞場(東京・東銀座)「秀山祭九月大歌舞伎」を2日に体調不良のため休演、これが最後の舞台となった。
ソース:MSN産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)