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中国遼寧省で7日、2001年に中国男子サッカーナショナルチームがW杯初出場を決めてから10周年を記念するイベントが開かれ、当時監督だったミルチノビッチ氏らが登場した。新民網は、歓喜から始まった苦悩の10年間を振り返る文章を掲載した。
7日のイベントではミルチノビッチ氏や当時の主力選手がエキシビジョンマッチなどを行なった。ミルチノビッチ氏は中国サッカーの現状にがっかりした様子を見せながら「私が生きている間に再度W杯に出て欲しい」と語った。
文章は、今からちょうど10年前、テレビに映る「出場決定」の文字を見て涙を流し、「中国サッカーが世界に向かうと無邪気に思った」と当時を振り返った。
しかしこの「祝賀ムード」がその後10年間を荒廃させ、以後2度のW杯敗退、リーグ戦のレベル低下、八百長問題、選手やサポーターの減少など種々の問題が次から次へと噴出したと嘆いた。
一方、荒廃した10年が経過した現在、どん底から這い上がろうという動きが見え始めていることを紹介。政府上層部がサッカー救済策を打ち出したり、「中国でW杯を、W杯を中国に」を合言葉に不動産グループがクラブ経営に乗り出したりしていることを紹介した。
しかし、これらの動きは「起死回生の特効薬にはならない」と指摘し、中国サッカー関係者について「10年前と変わらず、うわつく社会を盲目的に追随し、宝くじを当てるような心持ちで少数の人間や企業、機関が救世主となってくれることを願っている」と断じた。
少年サッカーの振興とともに「10年前に討論していた問題が、10年経っても研究中だ」と批判し、「次の10年、我々は気持ちよく初出場決定20周年を迎えられるだろうか」と憂慮して締めくくった。
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