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東京ドームでの4日の巨人-横浜の観客数が、3万2584人と巨人主催の試合で歴代ワーストを記録した。
震災のため延期された開幕当初分の追加日程のため、修学旅行などの団体券が売れず個人の購入に頼るしか
ないと聞いた。同日、京セラドームの阪神-ヤクルトも同球場の阪神主催では最少の1万8030人だった
のも同じ理由のようだ。
今季は特別な事情もあり数字だけあげつらっても仕方ないが、セ・リーグは優勝争いが佳境に入っている
のになんとも寂しい話だ。テレビの地上波だけでなく、全国ネットのラジオ中継も先週をもって終了した。
視聴習慣がなくなり、29日からのクライマックスシリーズまで野球は忘れられてしまうのではないか。
大相撲も秋場所の平日は、1万1000人収容の国技館がやっと半分の入りだった。八百長問題が尾を引いて、
名古屋場所に続いて入場券収入が激減し国技は未曾有の危機といわれる。野球がそれを「対岸の火事」と
思っていたら間違いで、同じ国民的スポーツとして置かれている状況は同じだろう。
本場所の空席だらけの写真を新聞などで見せられれば、移り気な大衆は「この程度の入りか。やっぱり相撲は
もう“はやり”じゃない」と見切りをつけ、観戦の足が遠のくのも無理はない。同様に、野球もスカスカの
スタンドの写真を見た人たちに「野球は、もう…」と思われるとしたら辛い。
放映権ビジネスが崩壊し、もう一つの柱である入場券ビジネスも揺らぎ始めた。来年の復興支援試合の
日本-台湾戦実施やWBC参加云々といった個々の局面の論議もいいが、その前に、トータルで何とか
盛り上げていくことを早急に考えるべきだろう。 (今村忠)
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