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ラツィオＦＷジブリル・シセが、フランス代表への復帰を果たすために、中国からのビッグオファーを断っていたことを明らかにした。
フランス『フランス・フットボール』の中で話している。
シセによれば、広州恒大から昨夏、２０００万ユーロ（約２０億円）のオファーが届いていたそうだ。
だが同選手は、金銭的なことよりも、フランス代表へ復帰するために、ラツィオへ移籍することを選んだという。
「夏にクレイジーなオファーがあったんだ。信じられないようなものだよ。２年半で２０００万ユーロという条件だ。でも、それはまだ早すぎると思ったんだ。僕はまたフランス代表に戻りたい」
「（代表復帰を）諦めていないよ。今は心身ともに、さらに強くなったと感じている。より完成された選手になったと感じているんだ。スピードは少し落ちたかもしれないけど、戦術センスを身に付けたんだ」
そして、シセはラツィオへ行くことを決断した。かつてはセリエＡでプレーするつもりがないと話していたが、考えは変わったそうだ。ラツィオとは良い関係にあるとも話している。
「自分がセリエＡでプレーすることはないと思っていた。でも、考えを変えることをしないのは、愚か者のすることだよ」
「ラツィオからの連絡があったとき、彼らが本気で僕の獲得を望んでいると分かった。ターレＳＤ（スポーツディレクター）やエディ・レヤ監督とも、すぐに良い関係を築けたよ。監督は昨シーズンも僕の獲得を望んでくれていたんだ」
フランス代表に復帰したいというシセの願いは、４日にすでに実現している。
フランス代表のローラン・ブラン監督は、ＭＦフランク・リベリとＦＷカリム・ベンゼマ、ＭＦブライス・マテュイディが負傷離脱したことを受け、シセとバレンシアＤＦジェレミー・マテューを追加招集した。
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