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2012年に岐阜県で開催される「ぎふ清流国体」で、県外から加入した
成年の強化指定選手が少なくとも154人にのぼることが、中日新聞の調べで分かった。
岐阜国体に出場する県勢(補欠含む)の35%にあたり、大量の助っ人選手をスカウトして
開催地が優勝を目指す国体の矛盾が浮かび上がった。
助っ人選手の力で開催地が総合優勝の天皇杯を獲得することは、
1964年の新潟国体から常態化。昨年の千葉国体では、今年の開催県の山口代表35人が、
山口での居住や勤務の実態がないとして、選手資格違反となる問題も起きた。
154人は、出身地や出身校が岐阜以外で、
県が競技力向上対策本部を立ち上げた05年以降に県勢に加わった選手。
このうち県内の企業や事業所、団体の所属が103人で、
多くは県や県体育協会などの仲介で就職した。
ほかに県体育協会のスポーツ専門指導員の雇用が25人、教員が17人。
国体は原則、2大会を置かないと別の都道府県から出場できない制限があり、
大学卒業を機に移籍する例が目立つ。
県外からの加入者が多い種目は、ソフトボール(21人)、ソフトテニス(15人)、
スキー(11人)、スケート、バドミントン(各8人)-など。
ソフトボールは、国体に向けて、岐阜県大垣市に女子のクラブチームが発足し、
五輪メダリストや実業団の有力選手が加入。ソフトテニスは、大垣市の企業に
女子の実業団チームが新設され、全国から選手を集めた。スケートは、岐阜市の企業が受け入れた。
1人も補強していないのは、全39種目のうち、強豪の自転車など7種目しかない。
岐阜国体は、冬季のスケート、スキーを皮切りに、本大会が9月29日~10月9日に開かれる。
岐阜県国体推進局競技力向上対策課の増田和伯課長の話
なるべく多くの選手を国体後も残したいと考えている。天皇杯を目指すことが、
国体後のスポーツ熱、スポーツ振興につながる。一過性になってはいけないと思っている。
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