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勝負事では禁句な「たら」「れば」を使えば、夏場までなら中田の3ランで逆転への流れが出来たはずだった。
11安打で5点を奪ったが、残塁11。梨田監督も「つながりが出かかっているんだけどね。
“ところてん”のように(適時打が)出てくれればいいのに…」と言うしかなかった。
「押せ押せ」ムードが生まれない。1点差に詰め寄った七回は、なお一、二塁としたが中田、
ホフパワーで点が入らず、八回にも暴投などで2死満塁としたが、小谷野が空振り三振に倒れた。
チーム関係者がこんな言葉を漏らした。「束ねる人がいなくなると、小さなほころびから一気に崩れる」。
思えば監督が今季限りの退任を発表して以来、15試合でまだ2勝。
最大26あった貯金も、ついに1けたになった。
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