11/09/28 14:11:33.60 0
回答期限は30日のはずだが、さて一体どうなるか。13年に開催予定の第3回WBC
(ワールド・ベースボール・クラシック)への日本の参加問題だ。代表チームのスポンサー料と
グッズ収入の権利がNPB(日本野球機構)に帰属されるよう主催者側に要求したものの
受け入れられず、選手会は「不参加」としている。
前回の収益は約15億円で日本関係のスポンサー収入が約9億円ありながら、日本に
戻ったのは約2億円。選手会はこの不平等さに怒り参加条件の改善を要求したのに対し、
主催者側は「アゴ足付きで日本は優勝賞金(2億7千万円)を持っていき、さらに13%の
分配金で御の字だろう」と譲らない。
もっとも、30日が本当のデッドラインなのかどうかわかりにくい。関係者によると
「選手会側は、交渉はここからが勝負と思っているフシがある」。一方、主催者側は日本が
不参加ならアジア1次ラウンドの台湾開催を来月早々にも発表する用意があるとかで、
双方の認識は大きく異なるようだ。
選手会の言い分もわかるが、問題はファンの視点で語られていないことだ。2回の優勝で
日本中を歓喜させ、出れば3連覇の可能性も高いのに不参加では大会が始まって「なんで
日本は出ていないのか」と、不満の声が一斉にわき起こりはしないのか。そのときになって
「やっぱり出ればよかった」と後悔しても遅い。
震災から1年の来年3月11日には、W杯を見据え3年ぶりに日本代表を編成し韓国と復
興支援試合の計画もあるが、不参加なら単なるオールスター戦だ。ファンにとっては寂しい限り。
プロ野球にとって本当に必要なものは何か。もう一度熟考すべきではないか。
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