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なでしこジャパンが今オフに〝裸の女子会〟を計画している。W杯～五輪予選と休みなく戦い
疲労困憊の面々だが、実は選手だけの打ち上げ旅行で英気を養うという。その有力候補は
群馬・草津温泉。来年に迫るロンドン五輪に向け、「裸の付き合い」で新たな結束を誓う。
さすがのエースも疲れ切っていた。MF沢穂希(33=INAC)は「W杯から休みなしでリーグ戦があって、
(今予選も)11日間で5試合の過密日程だった。それでも1位通過で結果(五輪出場権)を出せたので
正直ホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
なでしこジャパンは7月のドイツ女子W杯前から米国遠征を含めた長期合宿を実施。ドイツから
帰国後にはW杯優勝で大フィーバー。テレビ出演や国民栄誉賞の授賞式などイベントが続いた。
その間になでしこリーグも再開し、今月1日に始まったアジア予選は超過密日程。しかも
出場権獲得失敗は絶対に許されない状況で、すさまじい重圧を受けた。
普段はクールなMF宮間あや(26=岡山湯郷)も「期待されることが多くなり、気を引き締めた。
何度も五輪予選を戦っているが、今回はメディアや国民の注目度が違っていた」と苦しい胸中を
明かした。目下、なでしこたちの最大の願いは「しばらくはゆっくりしたい」(宮間)。
心身ともに疲れきったなでしこたちは選手だけ集まって慰安旅行を計画している。といっても、
沖縄やハワイといったリゾート地などではない。
MF阪口夢穂(みずほ=23、新潟)はこう明かした。「温泉とかでゆっくり。みんなで行きたいです。
(代表)合宿でもみんな一緒でしたけど、たまにはサッカーを忘れて…。草津温泉とかですかね」
イレブンはW杯、五輪予選と長期間行動をともにしたが、片時もくつろげなかった。厳しい五輪予選の
最中は、慰労会について話し合うことでモチベーションを高めたのか…。ともかく出た結論が
温泉地での打ち上げ。目下有力なのが名湯として知られる群馬・草津温泉。佐々木則夫監督(53)抜きの
「裸の女子会」で今年を締めくくるという。