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TV昼の「お笑い」番組に「内輪の悪ふざけ」もう勘弁しての声出る
2011.09.21 16:00
島田紳助が引退し、今、テレビ界の「お笑い」は曲がり角にさしかかっている。
特に、昼の「お笑い」番組の視聴率低下が顕著だが、いま視聴者はテレビに何を求めているのか。
作家で五感生活研究所の山下柚実氏の視点は、こうだ。
* * *
今、お昼に話題を集めているテレビ番組、TBSの『ひるおび!』。
7月の平均視聴率6・3%、7月19日には第2部が9.0%を獲得し、同時間帯民放首位・番組過去最高を記録したとか。
その番組内容をみてみると―。
たとえば先週、野田政権が誕生した14日のテーマは「首相の所信表明演説」。
演説の内容をぎっしりと細かい文字にしてボード化。
ゲストには政治家と政治評論家を呼び、弁護士と三人で、その演説内容を多角的に分析していました。
主婦相手の時間帯などとお茶の間をナメていない。本格派です。
一方、同じ日同じ時間帯の『笑っていいとも!』にチャネルを移すと……。
お笑い芸人がズラリと並んで悪ふざけ。
「美人、イケメンだけどちょっと残念な部分がある素人」を出演させて、プロの芸人たちがいじって内輪ウケ。
両者の番組内容が実に対照的でした。
かつて、昼の番組といえば『笑っていいとも!』がダントツ人気。
80年代には27.9%と驚異的な視聴率を記録。けれども、最近では5%台も珍しくないそうです。
司会のタモリや企画内容の「テンションの低さ」がささやかれていますが、その原因は単なる「マンネリ」ではないはず。
一言でいえば、テレビに対する視聴者のニーズが変化してきているのではないでしょうか。
特に、3月の震災を境に、その変化がはっきりと顕在化してきたように思います。
「バラエティよりも情報番組を」、「報道の奥にある本質が知りたい」、「明日の日本をどうすべきかを考えたい」。
今の視聴者の素直な欲求なのでしょう。
※一部誤字訂正
(続く)
ソース
URLリンク(www.news-postseven.com)
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★1: 2011/09/21(水) 17:35:05.90