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「なでしこ快進撃」持続のために 競技者増へ基盤強化を
今夏のサッカーワールドカップ(W杯)で世界の頂点に初めて立った女子日本代表「なでしこジャパン」が
ロンドン五輪アジア最終予選を勝ち抜き、本大会出場を決めた。
代表選手の大半がプレーする「なでしこリーグ」で人気チーム同士の対戦に2万人超の観客が詰めかけ、
国内の女子サッカーは今、空前の盛り上がりを見せている。だが、その基盤はまだまだ脆弱(ぜいじゃく)だ。
女子サッカー界において、日本は決して「大国」ではない。歴史は浅く、代表チームの初結成は1981年。
競技人口は約3万7千人(2010年度の日本サッカー協会登録者数)で、100万人を超えるとされる米国やドイツに比べて圧倒的に少ない。
栄光の陰で、その下支えとなる普及面に課題が残る。
特に、小学生の時にスポーツ少年団などで男子と一緒にプレーしていても、中学校に上がると女子サッカー部がないなどの理由で競技を断念する傾向が強い。
昨年度のデータでは、12歳女子の競技人口が3800人なのに対し、13歳は2400人と急激に落ち込む。
同協会は「なでしこvision(ビジョン)」の中で、15年に女子選手を30万人に増やす目標を掲げ、
女子チームの活動支援窓口や試合出場の門戸を広げる措置を設け、てこ入れを図っている。
京都では昨年、京都文教大が15歳以下の女子を対象にしたスクールを始めた。
同大学の女子サッカー部の部員らが週に1回、地元の少女を教える取り組みで、地域貢献の狙いもある。
系列の中学と高校に来春、女子サッカー部が創設されるという。
>>2に続く
運動部・国貞仁志 京都新聞
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