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阪神が、順調なら１０月１５日に国内ＦＡ権を取得する広島・広瀬純外野手（３２）の
獲得調査に乗り出していることが２１日、明らかになった。
好選手がめじろ押しの今オフのＦＡ市場。この日、球団幹部はタンパリングに配慮し、
個人名は明かさなかったが「ＦＡ選手は例年と同じように調査はしていく」と明言。
ソフトバンク・杉内と並行して、評価が高まっている広瀬にも照準を合わせていた。
広瀬は昨季、打率３割９厘、１２本塁打、５７打点でゴールデングラブも受賞した。
今季は５月に右大たい二頭筋を損傷。約２か月半、戦線を離脱した影響で、打率２割７分
６厘、２本塁打、２４打点にとどまっている。獲得すれば人的補償を伴うとはいえ、
推定５０００万円の格安年俸が魅力。本人はシーズンに集中する姿勢を示しているが、
宣言すれば複数球団が獲得へ意向を示すのは間違いない。
阪神は広島から、２００２年オフに金本、０７年オフに新井貴をＦＡで迎え入れているため、
慎重論があるのも事実。ただ、外野手の補強が急務という事情もある。米大リーグへの
復帰が難しくなっているマートンが残留しても、金本は来年４月で４４歳を迎える。
右肩痛を抱えているため、全試合での先発は厳しい。柴田、俊介らもレギュラーに
定着していないのが現状だ。
来月２７日のドラフト会議では、慶大・伊藤隼太外野手（２２）を１位候補の筆頭に挙げて
いるが、他球団との競合は避けられない。最終的にはドラフト会議での成否などを踏まえ、
判断することになる。
◆広瀬純（ひろせ・じゅん）１９７９年３月２９日、大分県生まれ。３２歳。大分・佐伯鶴城高から
法大を経て、２０００年ドラフト２位（逆指名）で広島に入団。プロ通算６９０試合で、打率２割
８分５厘、３４本塁打、１６４打点。１８１センチ、８７キロ。右投右打。
URLﾘﾝｸ(hochi.yomiuri.co.jp)
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