11/09/19 19:07:24.64 0
(つづき)
したたかな戦略はこれだけではない。K-POP界は異業種産業を巻き込み、
大手企業の製品とリンクさせるなどして海外に売り出している。
インターネットの動画サイトを大胆に活用し、デビュー前からファンを広げる。
国自体も、各国に文化関係の出先機関を作るなどサポートしている。
K-POP人気は日本だけでなく、中華圏やタイにも及ぶ。
国内市場のパイが小さいが故に、海外に打って出ることを否応(いやおう)なく求められる“宿命”を逆に強く自覚し、
優れたエンターテインメントを擁して境界を越え、国家を挙げて突き進むさまが見て取れる。
対して、日本の海外戦略はどうか。今月16日、人気グループ「SMAP」が初の海外コンサートを北京で開き、成功を収めた。
しかし、国内に巨大市場を有する中で、トップアーティストが海外に滞在して本格的に売り出すような動きはほとんど見られない。
「今や、海外での日韓の立場は完全に逆転しつつある」と山中氏。
「経済は中国、文化コンテンツは韓国が強くなった。日本は何をカードに勝負していくのか」と危機感を募らせる。
山中氏は日本のポテンシャルを信じつつ、ブランド力回復のため、異業種や官民の連携も含め、早急に手を打つべきだと強調する。
「臆せずどんどんやっていかないと、切り開いていけない。すぐにでもやらないと、扉は閉まってしまう」
ボーダーレス化の中、第1部では人材獲得など、第2部ではものづくりや技術開発の分野で隣国の台頭を見つめ、
日本の在り方を探ってきた。
第3部では文化や教育、スポーツに焦点を当て、あらゆるジャンルの第一線で躍進する隣国のパワーの源や問題点を追い、
日本の針路を問い直す。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
(おわり)