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ザックを救う長友FWコンバート案 2011年09月17日
【サッカー】日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督（５８）が決定力不足解消に向けて、なんとＤＦ長友佑都
（２５＝インテル）のＦＷコンバートを検討していることがわかった。長友は右肩脱臼の重傷から１１日の
パレルモ戦で戦列復帰。１０月１１日のＷ杯アジア３次予選タジキスタン戦（大阪・長居）での日本代表復帰が
見えてきたが、心配なのは故障の再発。そこでザック監督は長友のコンバートで、すべての不安を解消する構えだ。
長友は７月３０日のセルティック（スコットランド）とのプレシーズン戦で右肩を脱臼。一時は全治２か月という
見方もあったが、驚異的な回復力でピッチに戻ってきた。これで日本代表関係者もひと安心。
このまま無事ならタジキスタン戦での代表復帰は濃厚だ。
とはいえ、長友のパフォーマンスはよくない。パレルモ戦は後半１７分でベンチに退き、イタリアのスポーツ各紙は
「集中力に欠け、消極的」（ガゼッタ・デロ・スポルト）などと厳しく評価。長友は試合をこなすことで体調を上げる
タイプだが、その一方でケガの後遺症の不安もある。そこでザック監督は長友の起用法の見直しを検討し始めた。
ある国際サッカー連盟公認代理人は驚きの情報を明かした。
「ザック監督はＤＦの長友をＦＷで使う考えがあるようだ。すでにスタッフ会議でも話題になっているみたいで、
守備の負担を減らしながら長友の攻撃力も生かそうとしている」
この件について原博実技術委員長（５２）に直撃すると「私は何も知らないが、いろいろな可能性があるということ」
と否定しなかった。長友のＦＷコンバート——とんでもない発想に思われるが、そうではない。
守備力に定評がある長友だが、今年１月のアジアカップ決勝のオーストラリア戦では途中から攻撃的ＭＦに上がり、
ＦＷ李忠成（２５＝広島）の決勝点をアシスト。高い攻撃力も併せ持っている。シュート力も抜群だ。
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