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谷崎潤一郎“ノーベル賞最終候補”
「細雪」などの作品で知られる大正・昭和期の作家、谷崎潤一郎が、1960年のノーベル文学賞の
最終選考で受賞候補の1人に残っていたことが明らかになりました。
これは、NHKが行ったノーベル賞の選考資料の公開請求に対して、文学賞を選ぶスウェーデンの
学術団体「スウェーデン・アカデミー」が14日、開示したものです。開示された1960年当時の
選考資料には、最終選考の対象となる5人の作家の中に、大正・昭和期を代表する日本の谷崎潤一郎が
含まれていました。また、詩集「第三の神話」などで知られる、詩人で英文学者の西脇順三郎も、
最終選考には残らなかったものの、この年の候補の1人になっていたことも明らかになりました。
谷崎は、「細雪」や「春琴抄」などの作品で知られ、最終選考を行ったアカデミーの選考委員は
「『細雪』のテーマや物語は現代的で斬新であり、興味深い」と谷崎の作品を高く評価する一方で、
「ほかの欧米の候補と比べると少し表現力が落ちるようだ」などと結論づけていました。
谷崎潤一郎は、ノーベル賞を受賞できないまま1965年に死亡し、その3年後、川端康成が
日本人初の受賞者となっています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)