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鮫島 必殺の“乙女クロス”でV弾呼んだ!
<日本・オーストラリア>前半、パスを出す鮫島
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“女長友”が勝利をお膳立てした。後半17分、左サイドバックの鮫島は、前線に走るFW永里優に
向かってロングボールを蹴り込んだ。それを永里優がポストになってキープし、冷静に川澄にパスを通して決勝ゴールが生まれた。
「DFラインの間に永ちゃんがいた。相手にとって曖昧な位置にいたから、ロングボール入れれば永ちゃんなら取れるかなと思って。
得点に結びついてよかった」
W杯では、内股気味に腕を外に開いてサイドを上下する“乙女走り”で一躍脚光を浴びた。スピードに乗ったドリブルで
相手陣内を攻め上がる姿でさえ、可愛く見えてしまう。もともとは攻撃的MF。前半36分には左サイドから中央に切れ込み、強烈なシュートを放つなど見せ場をつくった。
そのスタミナを支えるのは1日12~13時間の睡眠だ。今予選は「中1日とか経験したことない」という11日間で5試合の超過密日程。
疲労を感じればすぐトレーナーにケアをしてもらい、自分でもストレッチには気を使っているが、
一番の特効薬は寝ることだという。「きのう(試合前日)は夜10時に寝て8時に起きました」。念には念を入れて昼寝も欠かさない。
リュックにはボロボロになったサメのマスコットがついている。鮫島はサインするときにサメのイラストを添える
。そのイラストを基に、サポーターがつくってプレゼントしてくれたものをずっと大事にしている。
W杯優勝後も「支えてくれた方々に感謝する気持ちでいっぱい」と常に周りへの感謝を胸にプレーする。
次の北朝鮮戦は中2日。W杯トロフィーを触っていないことを凱旋後のテレビの生放送の収録中に明かす、
おっとりしたサメちゃんが五輪切符獲得へ走り続ける。
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