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(つづき)
■非凡な“サッカーインテリジェンス”
バルセロナの下部組織で長きにわたって指導をし、シャビを育てた名伯楽として知られるジョアン・ビラ氏は、
久保君のプレーを見て「将来、スペインの1部リーグでプレーできるタレントを持った選手だ」と太鼓判を押す。
それでは、久保君のどこが優れているのか。日本で“天才少年”というと、イメージしやすいのが、ボールを持ったら、
圧倒的な個人技で相手をかわしてゴールを決める選手だ。しかし、久保君はそのようなタイプではない。
もちろん、ドリブルやボールコントロール、左足の正確なシュートも極めて高いレベルに達しているが、
彼の非凡さは常に周りの状況を確認し、プレーの中でベストの選択ができる“インテリジェンス”の部分にある。
彼がピッチに立つと、チャンスの質が変わる。“人とスペース”の概念を理解し、状況に合ったプレーを選択できるため、
決定的なチャンスが多く生まれるのだ。見た目は10歳のちびっ子だが、頭の中は大人顔負けか、
それ以上のサッカーインテリジェンスを持っている。そして、それこそが、バルセロナが評価した部分でもある。
バルサキャンプで来日したコーチの責任者、マルク・サバテ氏は言う。
「われわれが考えるいい選手とは、テクニックに加えて、“違い”を生み出せる選手です。
違いとは、判断のスピードやポジショニングの部分であり、ピッチの中でリーダーシップをとれて、
チームを円滑にできる選手を求めています」。
その代表的な例がシャビであり、イニエスタであると言える。
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