11/09/03 15:07:51.91 0
>>2のつづき。
日本のパスワークは汚かった。美しくなかった。鋭さも意外性もタメもなかった。結果として相手の守備陣の
逆を突けなかった。お家芸に偽りありと言いたくなった。
ザック同様、普段は本田の陰で脇役に回っていた遠藤、長谷部にとっても、腕の見せ所だった。パスサッカー
の中心選手としての活躍が大いに期待された。「本田がいなくても俺たちがいるから問題ない」てな顔で、
ゲームをオーガナイズしてくれるものと思っていた。格の違いを見せてくれるものと思っていた。本田あっての
遠藤、本田あっての長谷部ではないと、期待を込めて見つめていた。
だが、結果はその逆。「本田ジャパン」の見立てに狂いはなかった。これまでの日本代表が、本田のワンマン
チームであったと言われても仕方がないサッカーを披露してしまった。
北朝鮮に退場者が出なかったら、ロスタイムに立て続けに生まれたチャンスは生まれていただろうか。同点
ゴールは生まれていただろうか。怪しい限りである。タイムアップの笛が鳴った瞬間、日本のベンチは大喜び
していたが、僕にはそれが少しばかり格好悪く見えた。けっして喜べない勝利。お粗末な勝利とはこのことだ。
>>4につづきます。