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「華麗なる一族」「沈まぬ太陽」などで知られる人気作家、山崎豊子さん(86)の最新小説「運命の人」が
2012年1月、TBS日曜劇場枠でドラマ化されることが31日、分かった。「沖縄返還密約事件」をめぐる
新聞記者の姿を描くもので、本木雅弘(45)が民放連ドラに6年ぶりに主演。松たか子(34)が妻役、
真木よう子(28)が事件の鍵を握る外務省事務官を演じる。
「運命の人」(文芸春秋刊)は2009年に発表され、約130万部を売り上げたベストセラー。
1971年の沖縄返還密約事件をモチーフに、新聞記者の不屈の精神と生きざまを描く。新聞社出身の
山崎さんだけに思い入れが強い作品だ。争奪戦の末、映像化権を獲得したTBSが2年前から企画を
進め、沖縄返還40周年の2012年に合わせドラマ化を決めた。
敏腕政治記者、弓成亮太(本木)は沖縄返還の裏に日米間の密約があったことを暴く。
しかし、ニュース・ソースをめぐって、外務省事務官の女性(真木)との不適切な関係が発覚。国家の隠ぺい
という焦点は権力によって、男女のスキャンダルへとすり替えられてしまう…。
主人公を演じるのは第81回アカデミー賞外国語映画賞、第32回モントリオール世界映画祭グランプリを
受賞した映画「おくりびと」の主演を務め、自身も数々の賞を受賞した本木。「強靭(じん)さと悲劇性を
併せ演じられる俳優さん」と山崎さん。原作者と制作側の意見が一致しての起用となった。
オファー翌日には快諾した本木は「とてもリアルな筆力で、息苦しいほどに読み手に迫ってくる、
心の芯にジリッと響く物語。戦争の記憶と、基地問題で沖縄が背負っている痛みを共有することを
願う山崎さんにわずかでも応えられるよう演じたい」と意気込んでいる。
過去に山崎さんの代表作「華麗なる一族」(07年)も手がけた瀬戸口克陽プロデューサーは「40年前の
事件だが、沖縄問題はいまだ終わっていない。また、今の原発事故にも通じる部分もある。
最高傑作にしたい」と話す。
脚本は「華麗なる一族」「獣医ドリトル」の橋本裕志さん、演出は土井裕泰さんら。9月クランクインし、
沖縄ロケ含め5か月間かけて撮影する。
ソースはURLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)