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時代劇専門チャンネルは今年六月末集計で、視聴可能世帯が八百万七千世帯に達した。
内訳はケーブルテレビが最も多く、約六百三万世帯。おおむね年五十万世帯ずつ増えてきたが、
二〇一〇~一一年にかけて一気に百万世帯増えた。
杉田社長も「僕らも驚く数字」と話し、三つの要因を挙げる。
(1)地上波の時代劇が減る一方で、高齢化で時代劇を見たい人は相対的に増え、その受け皿になった。
(2)若いころは時代劇を見なかった六十、七十代の男性が、地上波の若者中心のドラマに疲れ、安心感のある時代劇を見始めた。
(3)歴史好きの女性「歴女」ブームなど、若いファンが増え始めた。
これらは全て「五年ほど前からの傾向」という。
同チャンネルの人気番組は「鬼平犯科帳」。
来月は歴代四人の「鬼平」の第一話、二話を放送するなど、節目節目に特集を組む。
「暴れん坊将軍」では、現在パート2を放送中だが、二十代の松平健のイケメンぶりが今の女性に“再発見”された。
順風満帆に見えるが、TBSの「水戸黄門」終了の話題になると、「大影響ですよ」と杉田社長は顔をしかめる。
地上波の時代劇が減る分、チャンネル人気が高まるなら“追い風”かと思うが、そうではないという。
「これは国家的な文化の問題なんです。時代劇は京都太秦の松竹と東映の撮影所で作られている。
松竹は既にレギュラーはない。東映で最後まで残ったのが『水戸黄門』。
太秦に閑古鳥が鳴き、家族を抱えた四十、五十代のスタッフが辞めてしまうと、もう時代劇は作れない。それを懸念している」
それでも杉田社長は時代劇というジャンルの可能性を信じている。
「NHKの『龍馬伝』、TBSの『JIN』のように、徐々に時代劇もニーズに合わせて変化している。
“見る人も、流れているものも古い”という事態にはならない。それに、僕(68歳)の同年代が時代劇を見始めたように、
そこそこの年齢になると、喜怒哀楽と人情のある時代劇は見てて楽なんですよ。
連続時代劇は消えても、ジャンルが消滅することはない」
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