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巨人が今オフの補強に備え、韓国球界の情報収集を精力的に行っている。
これまで、本命は今季中にＦＡとなる３冠王・李大浩内野手（イ・デホ＝２９、韓国ロッテ）と
見られていたが、韓国球界関係者によると、巨人の“真の恋人”は李ではなく「３人の守護神」
だという。今季の巨人はストッパー不在に悩まされており、チーム再建のためには
「打者よりも抑え投手」ということなのか??。
「巨人は目玉の李大浩よりも、クローザーで使える投手を最重要視して探している。
鄭 大炫（チョン・デヒョン＝３２、ＳＫ）、ラダメス・リズ（２８＝ＬＧ）、そして先発と抑えの
両方ができる尹錫珉（ユン・ソクミン＝２５、起亜）あたりに、かなり色気があるのではないか」
（韓国球界関係者）
まず挙がってくるのが、韓国球界で有数の守護神として知られる鄭だ。アンダースローから
１３０キロ台中盤の直球を投げ込み、切れ味鋭いシンカーを武器に抜群の安定感を発揮。
ヤクルトの林昌勇（３５）とともに韓国を代表するリリーフの２枚看板で、ワールド・ベースボール・
クラシック（ＷＢＣ）の２大会や２００８年北京五輪など常に代表入り。特に五輪では予選リーグでの
日本戦、決勝のキューバ戦でもセーブをマークして胴上げ投手になった。
今季も安定した働きを見せており、ＦＡ権を獲得し、今オフに市場に出るため、日韓両球界で
複数球団が調査を進めている。日本では希少なタイプのリリーフで、巨人にとっても注目すべき存在だ。
ドミニカ出身のリズは米大リーグ・オリオールズなどでプレーし、昨オフにＬＧ入り。
１６０キロを超える剛速球が最大の武器で、今季は基本的に先発で起用されている。ただ、５?６回を
超えると球威が落ちるためリリーフでも投げるなど、後半は配置転換も視野に入れられている。
制球に難があったが、韓国に来てからは飛躍的に向上しており、守護神として大化けする可能性がある。
単年契約でも日本行きを熱望しているようで、日本球界入りに支障はない。
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