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武幸四郎騎手、殴られ顔面骨折 全治３カ月
土、日曜日、ファンが心待ちにする競馬開催日の目前、ＪＲＡのスタージョッキーが早朝の飲食店で暴行トラブルに巻き込まれた。
京都府警東山署によると、事件が起こったのは１９日午前５時半ごろだった。
武幸騎手が京都の代表的な繁華街、祇園の飲食店で複数の知人と飲んでいたところ、同じ店で飲んでいた男と言い争いになり、一方的に素手で殴られた。
けがを負ったのは武幸騎手だけで、男と面識はなかったという。
帰宅後、武幸騎手は顔に激しい痛みを感じたため、病院に向かい、精密検査の結果、左ほお骨折、全治３カ月の重傷と診断された。
その後、同署に被害届を提出。同署は傷害容疑で、事件直後に現場から消えた男の行方を捜している。
武幸騎手の所属事務所によると、「入院はしていない」という。自宅で安静にしているものとみられる。
この事態を受けて、ＪＲＡでは「負傷のため」という事由で、２０、２１日の小倉競馬で武幸騎手が騎乗予定だった計５レースの騎手の乗り替わりを発表。
ただ、事件については警察が捜査中のため、「詳しいことは発表できない」とコメントするにとどめた。
武幸騎手は独身。お酒が好きで、飲食に出かける機会も多いという。
また、人気バラエティー番組「ジャンクＳＰＯＲＴＳ」（フジテレビ系、現在レギュラー放映は終了）など
バラエティー番組にも出演するなど、競馬に限らず幅広く活躍している。
今回の事件について父親の武邦彦さん（７２）＝元騎手、調教師＝は１９日、サンケイスポーツの取材に
「私も知人から（事件のことを）聞いたぐらいです。直接、本人からの連絡はありません」と話した。
最近はＧＩなど大レースでの活躍こそ少ないが、中堅騎手として今年もＪＲＡ７勝を挙げ、全国リーディング６２位（１４６人中）。
今夏は小倉競馬を中心に騎乗していた。
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