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昨年のJ1でも、神戸はほぼ降格が決定的な状況だったが、和田昌裕監督が指揮権を引き継ぐと
「前線からボールを奪いに行く積極的な姿勢」に転換し、奇跡的に残留を果たした。
またかつては大分を絶望のふちから救ったシャムスカの手腕が「マジック」とたたえられた。
そして1998年フランスW杯最終予選では、途中で加茂周監督が更迭されたが、
コーチから昇格した岡田武史氏が基本的に同じ戦術を引き継ぎながらも流れを変えて出場権を獲得した。
こうしてみても指揮官の影響力は、決して過小評価するべきではない。
現在指導者としては最高レベルのS級の取得者が飽和状態で、なかなか新しい指導者にチャンスが巡ってこない。
予算が厳しいと、GMや強化担当がリスクを冒せないため、どうしても過去の経験を重視しがちになる。
だが日本のサッカー界の現状を見ると、むしろ選手以上に若い優秀な指導者の発掘が必要かもしれない。
現状で淘汰のサイクルが最も短く不安定なのは選手たちだ。だが本来は、社長以下、
スタッフや監督もプロとして同等以上の責任を担うべきなのだ。それでなければ、リーグ本当の成熟は望めない。