11/08/18 12:28:01.90 0
(続き1)
今回の韓流ゴリ押し騒動もこういった流れで見れば、音楽著作権を大量に保有しているK-Popも
実は自社リソースに過ぎず、それを売るためにブームを作ろうとしているということがわかる。
過去80年代から何度も繰り返してきた手法なのである。
それがここにきて、大きな反発を受けることになったのはなぜか。それはたぶん、思ったように利益が上がっていない
のだろうと思う。つまり、ブームの火付けに失敗したのだ。
韓流ブームのそもそもは、03年にNHKで「冬のソナタ」が放送されたのがきっかけである。そこから先韓流ブームが
継続しているように思われているが、経済効果としてはほぼ1年~2年足らずで収束している。韓流ドラマ、K-Popの版権が
安いとされているのは、おそらく事実であろう。円高ウォン安の影響ももちろんあるだろうが、
それ以前に経済的価値が低いからである。
それから何度かメディアが再点火を試みたが、うまくいっていない。もちろんその背景には、韓国という国からの
広告宣伝費も出ていると思われる。韓国は国策としてコンテンツ産業育成を行なっており、海外への売り込みにも
国から予算が出ている。
テレビの王者フジテレビとしては、安く仕入れたものを自分たちのブーム着火力にものを言わせて商売するつもり
であったのだろう。もちろん韓国からの広告宣伝費も相当入っているだろう。しかし、うまくいかなかった。
そこで次第に焦りが見え始め、過剰なまでに露出をエスカレートさせることになったのではないかと思われる。
これまでのフジテレビの火付けは、スマートだった。いや実際にはスマートとは言えない部分もあったが、
少なくとも仕掛けに行っていると大半の視聴者にバレない程度には引きどころをわきまえていた。
しかし今回の韓流ゴリ押しは、多くの視聴者が「そんなわけないだろ」というレベルにまでエスカレートした。
(続く)