11/08/12 13:32:21.69 0
ザッケローニは試合後の会見で、特に前半、左サイドの2人組(駒野、香川)が、韓国の
右サイドの2人組(チャ・ドゥリ、ク・ジャチョル)に対して、後手を踏んでいたことを認めた。
理由は様々考えられるが、僕がいちばん思うのは、駒野、香川ともに右利きだということだ。
長友が出場した場合も、もちろん同じことが言えるのだが、もし香川が左利きなら、
駒野が右利きであることは、大きな問題にならない。その逆もしかり。
ボールをサイドで受けた時、右利きの選手は右足にボールをセットする。すると背中は、
タッチライン側に向く。何となく内へ切れ込むような体勢になる。そのとき、対面にマークを
抱えた状態で縦に進もうとすれば、切り返しのアクションという高度な技術が必要になる。
失敗のリスクは当然高い。簡単なプレイではないので、その使用は控えめになる。
高い位置で「勝負」を挑む瞬間に限られると言ってもいい。
タッチライン際のプレイは自ずと少なくなる。横幅を十分に使えなくなる。それぞれの
進行方向はつまり8割方、右斜め前方だ。これに対して、内田と岡崎の右利きコンビで
組む右サイドは、右足でボールを持ち出すので、縦に行きやすい状態にある。
タッチラインぎりぎりのところで、膨らみのあるプレイができる。
スタンドの上階から眺めていると、僕はこの左右の不均一さに違和感を、バランスの悪さを
覚えずにはいられない。縦への流れがある右サイドに対し、左はなし。105m×68mの
ピッチに左右対称な図が描かれにくいことが、ザックジャパンの特徴だ。
よじれたサッカー。ねじれたサッカー。美しいサッカーかと言えば、けっしてそうではない。
美しいか、美しくないかより大切なことは結果だ! と突っ込まれそうだが、僕には美しさ
には効率性、合理性と同じ意味があると思っているので、そうした意味での美しさは、
徹底的に追及されなければならない。
【>>2以下に続きますが、選手・監督採点は省略。全文はソースでご覧下さい】
杉山茂樹のBLOGマガジン : 左サイドに左利きを - ライブドアブログ
URLリンク(blog.livedoor.jp)