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まもなく今年も高校野球の甲子園大会が始まるが、高知の明徳義塾・馬淵史郎監督は
今年で監督生活21年。計21度の甲子園出場で通算36勝20敗。2002年夏には優勝旗を
取った高校球界きっての名将をインタビューした。
* * *
─馬淵監督といえば、1992年大会の対星稜(石川)戦の「松井秀喜5連続敬遠」を語らず
にはいられません。
「そやね。おかげさまで有名になりました。私は今でも間違った作戦だったとは思っていない。
あの年の星稜は、高校球児の中に1人だけプロがいるようなものだった。あれ以前も、あれ
以降も、松井くんほどの大打者と僕は出会っていません。甲子園で勝つための練習をやって
きて、その甲子園で負けるための作戦を立てる監督なんておらんでしょ? 勝つためには
松井くんを打たせてはいかんかった」
─高校野球ファンの心理を逆撫でしたのは、7回表2死無走者の場面でさえ、松井選手を
歩かせたことでした。
「その時点で3-2だったでしょ。これが2点差だったら、ホームラン打たせてやりましたよ。しかし、
1点差だった。もしホームランを打たれたら同点になるわけですよ。たとえヒットで終わったと
しても、松井くんが打つことによって他の選手が勢いづく。そういう波及効果も恐れていました。
僅少差の展開では、たとえ2死であっても歩かせることのリスクは大きいんですよ。敬遠は
逃げじゃない。そこは理解してもらいたい。
ただ、選手は監督の作戦に従っただけなんだから、子供たちへのバッシングはかわいそうだった。
子供たちに申し訳ないことをしたと思っています」
(>>2に続く)
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★1が立った日時:2011/08/03(水) 16:26:08.90