11/08/01 07:22:51.25 QSx6Lkzz0
フクシマの怒りと想いを伝える「震災の詩」3編(相馬市・高校教師 和合亮一さん)を吉永小百合さんが朗読
・・・・この相馬で生きていきたい
生徒がいる限り
故郷がある限り
あなたは
強くうなずいた
原爆の被害を訴える詩の朗読を長年続けている女優の吉永小百合さんが、大震災と原子力発電所の事故の被害に苦しむ福島の人たちの思いをつづった詩を朗読する催しが、25日、東京で開かれました。
この催しは、東日本大震災で被災した東北地方のものづくりの文化を紹介する展示会に合わせて企画されたものです。
吉永小百合さんは、はじめに広島と長崎の原爆被害をつづった詩を朗読したあと、東京電力福島第一原子力発電所の事故に触れ、「原子力の平和利用ということばをなんとなく聞き流していましたが、今こそ、私たちは声を出さなければならないと思います」と述べました。
そして、福島県在住の高校教師で、詩人の和合亮一さんが、大震災と原発事故の被害に苦しむ福島の人たちの思いをつづった3編の詩を朗読しました。
このうち和合さんが生徒たちへの思いをこめた「邂逅」という作品で吉永さんは
「大きく変わってしまったこと/何も変わらないこと/それを見つめて/この相馬で/生きていきたい/生徒がいる限り/故郷がある限り」
という一節を力強く朗読し、会場に集まったおよそ200人の聴衆は静かに聴き入っていました。
朗読を聴いた、大学院に通う29歳の女性は
「詩に込められた福島の人たちの思いがとても強く伝わってきたし、その思いをみんなで確かめ合える特別な空間を共有できました」と話していました。
この展示会「東北の底力、心と光。」は26日から31日まで東京・港区の東京ミッドタウンで開かれます。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)