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シンガポールのプロサッカー・Sリーグのアルビレックス新潟・シンガポールは7月27日、ジュロンイースト・スタジアムで
リーグカップ準決勝を戦い、PK戦の末にタンピネス・ローヴァーズを下し、決勝進出を決めた。カップ戦での決勝進出は、
2004年のクラブ設立以来初。
アルビレックスは、前半からボールを保持して試合の主導権を握り、タンピネスゴールに迫るが、相手守備陣の必死の
プレーに阻まれる。40分に先制点を許すと、さらにゴール前を固める相手ディフェンスに苦戦するが、76分にコーナーキックの
こぼれ球をDF川上典洋選手がヘディングで押し込んで同点に追いつく。その後、30分の延長戦でも決着がつかず、
試合は1－1のままPK戦へ。PK戦でも8人目のキッカーまでもつれ込む接戦を制して、アルビレックスSが6－5で勝利した。
タンピネスの選手がPKをはずして、決勝進出が決まった瞬間には、最後まで試合を見守ったスタンドのアルビレックスファンから
大きな歓声が上がった。
アルビレックスの杉山弘一監督は「前半のチャンスで決めていれば、ここまで苦しい展開にはならなかったはず。
その点は反省しなければならないが、選手たちは最後までよく頑張った。彼らもやりきった充実感があるはず」と
試合を振り返った後、「優勝を意識し過ぎることなく、次の試合でもアルビレックスらしいサッカーをしたい。
多くの方にスタジアムに足を運んでいただければ」と決勝戦に向けての抱負を話した。
決勝戦は7月30日にジャランベサル・スタジアムで開催される。対戦相手のホーガン・ユナイテッドは、
前身のセンカン・ポンゴル時代を含めて4年ぶり2度目の決勝進出。アルビレックス同様、クラブ史上初のタイトルをかけて
決勝に挑む。リーグカップは、ヤングライオンズを除くSリーグの11チームが参加するトーナメント方式の大会で、
決勝戦まで2週間の短期開催で争われる。
アルビレックスは、今季のリーグ戦でここまで13勝1分7敗で勝ち点40の4位。首位のタンピネスに勝ち点5差の好位置につけており、
リーグ戦でも上位進出し、初優勝に期待が掛かっている。
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PK戦の末にタンピネス・ローヴァーズを破り、決勝進出を喜ぶアルビレックスの選手たち
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