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6月25日に公開されたシリーズ最新作『アンダルシア女神の報復』が、初日動員で前作『アマルフィ女神の報酬』の
112%を記録し、のっけから大ヒットの予感を飛ばす織田裕二。興行収入は前作36億5,000万円を超え、40億円に
到達するのではないかとの期待もかかる。夏休み大作映画が続々と封切られる中、7月18日現在の観客動員数でも
4位と健闘を見せている。
TVドラマにもなったこのシリーズ、黒田康作という外交官が007……とまではいかないが、日本の官僚にあるまじき
越権(?)行為をものともせず、超人ぶりを発揮して、海外で困難な状況に陥っている邦人を救い出す、ついでにアレ
コレ解決する、そして何事もなかったように去っていくというのがパターン。ここでの織田裕二は“クールでタフな正義漢、
信念のためには上に噛みつくことも恐れず。ポーカーフェースながら女性には優しい。しかしあくまでジェントル、
惚れられても一線は越えない”というミリ単位ほどの突っ込む隙もないヒーローだ。
織田の出世作とも言うべき『踊る大捜査線』シリーズで演じる刑事、青島俊作は、黒田康作とは一見、正反対ながら、
“タフな正義漢、信念のためには上にも噛みつく”という点で共通したキャラクターとなっている。
織田と言えば、熱い男、信念の男。男の中の男!
そんなイメージがいつの間にかインプリンティングされ、“主演・織田裕二”というだけでネタバレに等しい状況になって
しまうのではないだろうか。
そんな切ない事態を回避するためにも、織田裕二にはぜひとも“コメディもやれる”一面をがんがんアピールしてほしい。
そう、監督に『ガメラ』『デスノート』等でメガホンをとった金子修介、鶴田真由、加賀丈史という豪華共演陣を迎えた
傑作コメディ映画『卒業旅行ニホンから来ました』(1993年)のように。
(>>2-10につづく)
▼ガジェット通信 [2011.07.23 07:30:02]
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▽写真=『卒業旅行ニホンから来ました』
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