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サッカー女子Ｗ杯で初優勝を果たした日本女子代表「なでしこジャパン」が１９日、
成田空港着の航空機で凱旋帰国した。大フィーバーに迎えられた主将のＭＦ沢穂希
（３２）＝ＩＮＡＣ＝ら２１人に、“超夢コラボ”計画が進んでいることが明らかになった。
元日本代表ＭＦ中田英寿氏（３４）が、今年１２月に仙台市で計画する慈善試合に、
同ＦＷ三浦知良（４４）＝横浜ＦＣ＝とともに招待する考えであることが判明。沢＆カズ
＆ヒデの日本３大スターが、東日本大震災被災地で豪華共演を果たす夢企画が
動き出した。
（中略）
開催時期は１２月、開催地は仙台市内のユアテックスタジアム仙台が最有力候補と
いう。Ｊ＆なでしこリーグの日程が終了し、クラブＷ杯とも重ならない同２４、２５日前後
の可能性が高い。
一般財団法人「ＴＡＫＥ ＡＣＴＩＯＮ ＦＯＵＮＤＡＴＩＯＮ」の理事として慈善活動を
展開する中田氏は、すでに被災地視察も完了。レノボ社などの協力に加え、
被災者を無料招待できる新しいチケットの販売方法も検討中。なでしこイレブンも、
今Ｗ杯は毎試合後に横断幕を掲げるなど被災地への思いは強く、日程が合えば
多くの選手が呼びかけに応じるとみられる。さらに中田氏に近い関係者は
「カズさん（三浦知良）にも、当然声をかけます」と断言。カズは１月の宮崎での
慈善試合でも中田氏の求めに応じており、こちらも参加は決定的だ。
中田氏は沢を「同世代で気になる存在」とし、カズは沢について「ゴッドと呼んでもいい」
と前日に話した。尊敬し合う３人の初共演は被災地の支援だけでなく、女子サッカー
人気の向上による環境改善など、さまざまな効果を生むだけのインパクトを持つ。
「被災された方に少しでもパワーや勇気、笑顔を取り戻せたらという気持ちは
ありました」と話す沢も、「金メダルを見せに行ければ」と被災地訪問に意欲をみせた。
日本サッカーの３大レジェンドが、師走の東北に大きな夢を届ける。（志田健）
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