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小林遼次 提供:Blog版「蹴閑ガゼッタ」
2011年07月19日14時46分
昨日はツール・ド・フランスが中休みだったので、夜は普段めったに見ない地上波のニュース番組をハシゴ視聴しておりました。
各局ともに話題の中心はキャプテンの澤選手で、もちろん他の選手も頑張ってくれたのは確かですが、
やはりMVPと単独得点王のダブル受賞は、まさに「澤のための大会」と呼んで差し支えない活躍でした。
それも、日本代表のキャプテンとして「結果」という目標を掲げ、アメリカ戦でも延長前半に失点を食らっても、
それを自分のゴールで取り返す有限実行ぶりと、それでいながらチームの誰よりも献身的に攻守へと走り回る姿は、
無知からの独断と思いつきをリーダーシップと勘違いし、原発稼働問題を振り回す某国首相や携帯電話会社社長に
爪の垢を煎じて飲ましてあげたいぐらいですね(笑)。
とりあえず、何をどう曲解すればそう言えるのか分からない「私も諦めないで頑張る」と語る某首相への報告や政府からの顕彰、
テレビへの出演など極めて多忙なスケジュールが彼女らを待ち構えているわけですが、
もちろんPR活動としての出演は良いことではあるとは言え、
これをどこまでなでしこリーグの注目度に変えていけるかがポイントになって来ますよね。
とは言え、かつてのソフトボールやカーリングしかり、日本のマスコミは感動だけ消費して終わりという実績しかありませんから、
為末選手や乙武氏が望むようなことはそう簡単なことではないんでしょうけどね。
まあ、それはマスコミ自体の責任というよりも、大衆がスポーツじゃなくて感動だけを欲している現状の表れでもあるわけで、
代表人気とJリーグも決して直結している状況ではありませんし、
感動欲しい層とスポーツ見たい層との溝を埋める良い手段は何かという点について、
まだまだ考えていかないといけないのかもしれません。
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