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2011年07月15日21時25分
提供：杉山茂樹のBLOG
なでしこジャパンの活躍で、驚かされるのは、成績と浸透度とのギャップだ。
バレーボール、バスケットボール、テニス、卓球、日本が強い女子マラソン（陸上）、水泳等々は、
学校の部活動に大抵ある。
普通に存在する選択肢だが、女子サッカー部があるケースは稀だ。
サッカー経験のある女性に出会うことは滅多にない。
男子サッカーは、世の中にとって当たり前の存在だが、女子サッカーの存在は当たり前ではない。
日本は世界で１、２を争う女子サッカー大国では全くない。
でも、いまワールドカップで２位以上を確実にした。
国民的な後押しがない中で、限られた一部の人が、いろいろを犠牲にしながら頑張っている姿が、
改めて浮き彫りになったわけだ。この現実をどう受け止めるか。
成績と浸透度の差は、男子のサッカーにもある。
日本は南アＷ杯でベスト１６入りした。ワイドショウを含め、メディアは大騒ぎした。
だが、大騒ぎする様子を見ていると、サッカーが世界で１６番目に強い国に相応しいものには見えないのだ。
とてもではないが、サッカー先進国には見えない。どちらかと言えば後進国。
メディアのレベル、そしてその影響を強く受けやすいファンのレベルが、少なくとも成績を超えているようには思えないのだ。
熱狂の中身が薄っぺら。成績に比べると、遙かにお安い。選手に負けている。
選手が成績を出せば出すほど、伝える側が、それとは対照的な困った存在に見える。
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