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死刑制度、小児医療、学校現場…。硬派なテーマを取り上げ続けるテレビ東京の月曜夜十時の連続ドラマは作
品としての評価は高いが、視聴率がおそろしく低い。「なぜ視聴率に結び付かないのか、十月に向けてきっちり
分析する」(島田昌幸社長)と正念場感が漂う今クール。IS(インターセクシュアル)という、これまでテレ
ビドラマが取り上げたことのないテーマに向き合う。 (早川由紀美)
中略
岡部紳二チーフプロデューサーは「後発のドラマ枠として、エッジのきいたもの、うちでしかやらないものを
これまでもやってきた。ISについても、デリケートな話で難しいが、皆でやってみようと決めた」と話す。ド
ラマ化にあたり、六人のISの人に会ったが「そっとしておいてほしい」「広く存在が受け入れられるきっかけ
に」と反応は分かれたという。
「ISというテーマは重いが、自らを肯定しよう、愛そうとする子どもを支える両親の姿は普遍的。そういう
意味では今回は身近な問題を選んだ。そのことが、うまく伝わってくれれば」
◇
月曜夜十時のドラマ枠が始まったのは昨年十月。「IS」は四作目となる。前作の「鈴木先生」の平均視聴率
は2・1%(ビデオリサーチ調べ)で、「地上波の十時台としては、はっきり言って失敗している」(島田社長)
。一方でツイッターなどインターネット上での評判は良く、「GyaO!」の有料動画配信でも上位に食い込ん
でいた時期がある。同サイトには「海外ドラマにハマってましたが、『鈴木先生』を見て日本のドラマの可能性
を感じました」などの書き込みもある。
島田社長は「熱心に見てくれる人の広がりが、(視聴率に反映されない)別のところにある」と話す。価値観
が多様化する中で「ある層の気持ちには刺さるが、別の層には見向きもされないということがこれから増えてい
くかもしれない」とも。「視聴率でそういう現象はとらえられないかもしれないが、いかにビジネスに結び付け
られるか、コンテンツ集団として考えないといけない。地デジ化後の課題」。「鈴木先生」の“教え”は結構、
深い。
:URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)