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スタジオジブリの新作アニメ「コクリコ坂から」は、東京五輪前年の横浜を舞台に、
高校生の少女と少年の恋を描いた物語。「ゲド戦記」でデビューした宮崎吾朗監督が、
人を思う気持ちや、明日に向かって努力する人々を温かく見つめた感動作だ。(岡本耕治)
原作は高橋千鶴・佐山哲郎の同名漫画。海辺の丘に建つ下宿「コクリコ荘」を切り盛りする少女、
海(声・長澤まさみ)は、航海中に死んだ父を思って毎朝「安全な航行を祈る」という信号旗を上げる。
海と同じ高校に船で通学する少年、俊(声・岡田准一)はその旗をいつも見上げていた。
2人は、学校のクラブハウス“カルチェラタン”の保存運動を通して、徐々にお互いを意識する…。
自分の気持ちに素直な海と俊、建物の価値を学校に認めさせようと大がかりな掃除作戦に立ち上がる生徒たちなど、
みんなが目標に向かって迷いなく突き進む。その純粋さが驚くほど心を打つ。
精彩を欠いた「ゲド戦記」と同じ監督とは思えない演出手腕だ。
吾朗監督は「思わせぶりな演出をしていたら話が重くなったので、全体的に切りつめてリズミカルにした。
そのせいか、登場人物に寄り過ぎず離れ過ぎない、心地いい距離感が生まれた気がする」と語る。
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