11/07/10 16:47:08.81 0
ウェストハム(イングランド2部)のサム・アラーダイス監督は現地時間8日、1980年代に保守党の下で
行なわれた教育政策が原因でイングランドサッカーが衰退したと語り、マーガレット・サッチャー元首相を
批判した。ロイター通信が報じている。
アラーダイス監督は8日付けの英『サン』紙に対し、「サッチャーが放課後のスポーツ指導に関して、
教師に手当を支給しない政策を施行してから、英国はすべてのスポーツにおいて競争力が低下してしまった。
これにより、近年は肥満児が増え、選手の質も下がってしまっている」とコメント。「サッチャーはサッカーを
殺したんだ。それは疑いようがない」とサッチャー元首相の政策を激しく非難した。
また、現在56歳の同監督は、自身の幼少時代はサッカー以外にも陸上、水泳、クリケットなども熱心に
行なっていたとコメント。そうしたことがプロとしての成功に結び付いたと語った。近年の統計によれば、
英国内では3人に1人が肥満児、さらに32%の子供は、1週間の運動時間が1時間未満だという。
FA(イングランドサッカー協会)の試算では、プロのサッカー選手として成功するためには、7、8歳から
約10,000時間の練習が必要だという。アラーダイス監督は「遠距離から通う子供がクラブチームでそれほどの
時間を取ることは難しく、マンチェスターUのようなトップクラブでさえ、4000時間ほどしかトレーニングを
取れない」とコメント。そのため学校でのスポーツ活動が必要だと主張し、英国スポーツの再興を強く望んだ。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)