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■変則日程
今年のホームでの浦和戦は当初、3月19日(土曜日)の開催予定だった。震災を受け、リーグ戦は
3月5、6日の第1節を消化してから中断。4月23日の第7節から再開し、第2~6節については、
7月以降に組み込まれる変則日程となった。
県スポーツ振興21世紀協会によると、浦和戦などが行われる第3節は通常、土日の今月9、10日に
行われるが、NDソフトスタジアム山形は当日、国体予選の予定が既に入っていた。浦和側ホーム戦と
試合会場を交換する案もあったが、前後の日程の関係で断念。同スタジアムで、平日開催にせざるを得なかった。
J1リーグは6月11日以降、ほぼ週に2試合のペースでリーグ戦を消化。一般的に、集客が落ちるとされる
「過密日程」の中に浦和戦が組み込まれ、モンテディオにとっては、悪い条件が重なった格好になった。
■運営への影響
J1の他チームと比較し、財政的に劣るモンテディオにとってホーム戦の観客動員数は、運営面で死活問題。
昨季平均入場者数は約1万1700人で、リーグ平均(約1万8400人)を大きく下回り、繰越金を使っても
約5200万円の赤字だ。
浦和戦前までのモンテディオの今季ホームの平均入場者数は約9900人。浦和とのホーム戦は
「最も興業を見込めるカードの一つ」(チーム関係者)だけに、今回の平日開催は、チーム側の落胆も大きかった。
同協会担当者は「協議を重ねて納得した上での日程だが、土曜日ならば、遠方からも多くの観客が見込めた。
震災の影響とはいえ、非常に残念。(クラブ運営にとっても)厳しいところがある」と話した。
(2011年7月9日 読売新聞)