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映画『ハロウィン』『遊星からの物体X』などで映画界に確固たる地位を築いたジョン・カーペンター監督の、
約10年ぶりとなる長編映画『ザ・ウォード/監禁病棟』が、9月17日より日本公開されることが決定した。
怪作映画『ゴースト・オブ・マーズ』以来の劇場映画となる本作は、精神病棟、放火、記憶喪失、そしておぞましい顔をした女性といった
ゴシック趣味をはちきれんばかりに詰め込んだサイコ・ホラー作品。カーペンター監督の復活を告げる一作となっている。
映画界の常識を破るような作品を世に問い続け、その多くで自ら脚本と音楽を手掛けることで
その世界観をより堅固なものにしてきたカーペンター監督。だが、撮りたいものが出てくるまではメガホンを取らないことで知られる
職人肌のカーペンター監督は、2001年製作の映画『ゴースト・オブ・マーズ』を最後に、劇場映画を監督することはなかった。
そして約10年ぶりに劇場映画として製作されたのが本作。1959年の精神病棟を舞台に、
身に覚えのない放火の罪に問われた女性を主人公に据え、闇の奥から何かとんでもないものが出てくる気配を全編に漂わせた
サイコ・ホラーに仕上がっている。記憶喪失やぼろぼろの人形を抱く患者、夜に廊下を歩くおぞましい顔をした女性など、
ファンならば泣いて喜ぶようなガジェットが満載であり、常に糸が張り詰めているような緊張感に満ちた画面作りは
やはりカーペンター監督ならではのものであることを再認識させてくれる。カーペンター監督作品にしては珍しく、
音楽や脚本をほかのスタッフに任せていることもファンにとっては見逃せないポイントだろう。
カーペンター監督の約10年ぶりの新作ということで古くからのファンはもちろん、
この10年の間に新しく増えたファンも待ち望んでいたに違いない本作。観れば、自分たちが
知らず知らずのうちに世界の約束事に縛られていることを実感させられるはず。映画ファンを名乗る以上は、本作を見逃す手はない。
以下ソース:シネマトゥデイ
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映画『ザ・ウォード/監禁病棟』場面写真
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