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東京Vは20日、高木善朗がオランダ・エールディヴィジのユトレヒトに完全移籍することを発表した。
移籍金や契約期間は明らかにされていないが、ユトレヒト側は5年契約を結ぶことを明らかにしている。
元プロ野球選手の高木豊氏を父に持ち、清水で活躍する兄・俊幸、現在U－17ワールドカップを
戦っている日本代表の一員である弟・大輔とともに“高木3兄弟”として注目を集める18歳の善朗は、
アーセナルFWの宮市亮やバイエルン行きが噂されるG大阪MF宇佐美貴史らとともに、“プラチナ世代”
の一員として2009年のU－17ワールドカップに出場。
豊富な運動量と卓越したテクニック、正確なキックを武器にトップ下やボランチ、サイドアタッカー
など幅広いポジションをこなし、昨季はJ2で33試合に出場し5得点を記録した。
高木は今年1月、チームのオフを利用して約1週間ユトレヒトに練習参加し、PSVとの練習試合でゴールを決め、
正確なFKでチャンスを演出するなど実力を遺憾なく発揮。これを見たユトレヒト首脳陣が高木の才能にほれ込み、
正式オファーを送ったようだ。
オランダでは既に昨シーズン、同年代の宮市がフェイエノールトでセンセーショナルな活躍を披露。
来シーズンもオランダでのプレーが噂されているだけに、“プラチナ世代”同士の直接対決にも期待が集まるところだ。
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