11/06/19 05:25:34.22 P
(>>1からの続きです)
著書「タネナシ?」(講談社)で長女出産までの苦難を公表した理由について、
ユカイは「東日本大震災で命の尊さを考えさせられた。不妊で悩む人の役に少しでも立てれば」と語った。
精液に精子がゼロの状態を指す無精子症と告げられた時は「死刑宣告を受けたようなショック」と振り返り、
2度目の離婚を覚悟。だが、妻は「これからはユカイさんを子供と思って生きていく」と答えたといい、
「あの言葉でお互いの愛が深まり前向きになれた」と感謝した。
ユカイの場合、精子は作られるが、精液への輸送路となる精管に問題がある「精路通過障害」と判明。
精子を精巣から取り出す方法を試み、3度目の体外受精で長女が誕生した。
我が子を授かった時は「何があっても守ってやる」と涙が止まらなかったという。
「デタラメだった俺がそうだったように“年を取っても男は子供ができる”と高を括っちゃダメ。
何より女性だけに不妊の苦しみを負わせちゃいけないし、一緒に向き合うのが男の責任。
授かる、授からないはどうであれ、人生に悔いは残してほしくない」。
49歳のロックンローラーの静かな叫びは、男性の不妊治療に一石を投じそうだ。(了)