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お昼の番組に異変!! TBS「ひるおび」度々トップ
文化通信.com 2011年06月16日配信
お昼の番組の視聴率争いにちょっと異変が起きている。目立って話題に上らないが、
TBS「ひるおび」が、フジテレビ「笑っていいとも」を抜いて同時間帯トップに躍り出ること
が幾度かあるのだ。最近では6月14日(火)の放送がそうだった。不妊症高齢出産の
野田聖子議員を紹介するなどで7.2%を獲得している。しかも、その日はテレビ朝日
「ワイド!スクランブル」が2位に食い込み、「笑っていいとも」は3位となる結果となった。
翌15日(水)は「ひるおび」と「笑っていいとも」が同率トップに。もちろん、長いスパンの
中で見れば時々のケース。とはいえ、気になる動きだろう。
というのも、このお昼の時間帯、TBSにとっては鬼門なのか、長きにわたり苦戦を
強いられてきた。それが今年度に入り、4月19日に6.6%を獲得、「笑っていいとも」を
上回り同時間帯トップとなった。なんと1987年以来、実に24年ぶりのことというから、
TBS社内ではちょっと沸いたことだろう。その日以降、何度かトップを記録するのだから
着実に芽が出始めたと言っていい。
大きな要因は、日本テレビがこの4月に番組を刷新したことが言える。中山秀征の
「DON」を終了させて、南原清隆の新番組「ヒルナンデス」で勝負をかけた。
「笑っていいとも」に対抗すべくバラエティ路線を打ち出したのだが、視聴率は「DON」の
半分程度3~4%の推移にあって苦戦する。視聴者は流れて「ひるおび」に好影響を
もたらしていると見られるが、TBSによると、今年1月末から2週間、「みのもんたの
朝ズバッ」「はなまるマーケット」「ひるおび」この3つの情報番組を中心に展開した
「ココロ元気week」が好評を博し、そのあたりから数字が上向いてきたという。視聴者と
番組の絆を謳うハート・プロジェクトの内容が支持されたようだ。3月の大震災により
視聴者の価値観に変化も見られ、春以降の数字に繋がっているのかもしれない。
ちなみに「ひるおび」には、総選挙で3位に躍進したAKB48の柏木由紀が天気コーナー
で登場している。
>>2につづきます。
▽文化通信.com
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