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アイドルグループAKB48の「第3回選抜総選挙」開票イベントが9日夜、東京都千代田区の日本武道館で開催された。
次の新曲を歌うメンバー21人をファン投票で決めるもので、イベントの様子は会場以外にも全国の映画館や、
香港などアジアにも生中継。投票権付きのシングルCDは歴代記録を塗り替えるセールスを記録している。
アイドル界の「総選挙」は、なぜここまで盛り上がるのか。
「CDは120枚買って、全部1人に投票した」
茨城県から会場に来た男子大学生(20)はこう明かした。
20万円近い出費だが、姉妹グループのSKE48、NMB48と合せて計150人の立候補者の中で、
ひいきのメンバーを上位に推すのが目的だ。「彼女とは握手会で何度もしゃべって絆を深めてきた。
選抜入りして、輝くところがぜひ見たい」と男性。
熱烈なファンは従来のアイドルのファンとは違い、グループの“顔”を直接左右する存在でもある。
市場調査会社オリコンによると、投票に必要なシリアルナンバー付きシングル「Everyday、カチューシャ」は、
発売初週の売り上げが133万枚を超え、平成8年にMr.Children「名もなき詩」が記録した
シングルの初動売上の最高記録を更新した。ただ、CD購入をあおるような手法に、批判の声があるのも確かだ。
アイドル文化に詳しい法政大の稲増龍夫教授は、「Everyday-」について「冒険せずに大衆受けを狙った曲」と
辛口の評価を与える。しかし、「CDの購買を総選挙のようなイベントに参加する“パスポート”にしたのは、
音楽配信の影響でシングルが売れなくなっている時代には適している」と、ファン参加型イベントの一環として高く評価する。
「CDを買う」行為の意味が、以前とは変化したという指摘だ。
武道館は約8500人のファンで埋まった。稲増氏は「ファンの頑張りでブームが続いている。
この状況で、さらに新しいアイドルのシステムを作り出せるか、期待したい」と話す。
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