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南関東クラシック第2弾「第57回東京ダービー」は8日、東京・大井競馬場で行われる。
羽田盃を圧勝した牝馬クラーベセクレタが断然人気必至の様相。そんな中、30回目の挑戦にして
悲願のダービージョッキーを目指すのが大ベテラン的場文男(54=大井)だ。
直前騎乗変更のアクシデントもあり羽田盃では2番人気6着に終わった浦和の実績馬
キスミープリンスと初コンビを組み逆転に懸ける。
名手の夢と浦和の意地が融合する。アポロピンク以来20年ぶりの牝馬V
ロジータ以来22年ぶり牝馬2冠が懸かる船橋クラーベセクレタに視線が集中する今年のダービー戦線。
しかし“大井の帝王”と呼ばれるこの男が黙ってはいない。昨年史上3人目の通算6000勝突破。
今年4月には石崎隆を抜いて現役最多勝に躍り出た的場だ。
キスミープリンスの騎乗依頼を受けた先々週には「2着8回だからね。今年こそは勝つよ」と笑顔。
重賞は134勝、羽田盃では歴代最多にあと1と迫る6勝を挙げているのに、不思議とダービーには
手が届かないのだ。決戦を2日後に控えた6日「もちろん相手は全部だけど1頭強いのがいるね。
でも、キスミープリンスならチャンスは十分にある。枠順(6番)もまずまず、ぜいたくは言っていられないからね。
行けると思っているよ」といたって冷静に語った。
キスミーは3歳牡馬勢をリードしてきた存在。浦和勢にとっては90年アウトランセイコー以来
21年ぶりの勝利が懸かる。クラーベとは前々走の京浜盃(2着)時に2馬身半差。2秒3差6着の羽田盃は
不完全燃焼だった。内田博が直前レースで落馬負傷し、急きょ乗り代わり。鞍を付け替えた時点で
馬のテンションが上がった。向正面では他馬とぶつかった。「息の入りも早く、力を出し切っていない」
と小久保師。結果的には調教のような内容だった。最終追い切りは3日に浦和本馬場で
橋本が騎乗し併せ馬でびっしり(5F65秒4~49秒9~37秒5)やった。「馬なりが多かったが
今回はこん身の追い切り。成長していい意味のズブさが出てきたし、的場さんは合うと思う。
京浜盃より前めの位置からしまいの脚を生かせれば。浦和の意地を見せたい」と小久保師。
的場が“30度目の正直”で、大井の七不思議とも言われるダービー未勝利に終止符を打つ。
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