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サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は
25日、決勝トーナメント1回戦が各地で行われ、昨季のJリーグ王者名古屋グランパスは
敵地で水原三星(韓国)と顔を合わせ、0-2で敗れ準々決勝進出はならなかった。
闘莉王が両手でバツ印のサインを出したところで、勝負の行方は固まった。
隣で、復帰したばかりのダニルソンが右太ももを抑えて、顔をしかめた。
中盤で唯一、対等に渡り合っていたボランチの退場は、先制点を奪われた以上に大きなダメージになった。
「ガッカリはしていない」とストイコビッチ監督が敗戦を覚悟していたようにいう。
本来の力を出し切れないままACL敗退。J1との過酷日程のなかで、
今季はケネディ、玉田、闘莉王、増川と、故障者がいなかったことがない。
「正直に言えば、ACLとJを戦う戦力ではなかったかもしれない」と闘莉王は言った、
過酷な日程に耐えられるだけの肉体を準備するわけでもなく、
分厚い戦力を用意することもなく、J1王者は、アウェーで醜態をさらした。
バックパスの処理に楢崎がもたついたところから決定的な2点目を奪われた後半11分以降は、
カウンター狙いの水原にもてあそばれ、振り回され屈辱的な時間が続いた。
故障者続出にストイコビッチ監督は「私には分からない。これまで3年以上、率いているが、
こんなに故障者が出るのは初めて。不運な面もあるかもしれない」と対策さえ思い浮かばない。
ダブルタイトルを狙ってスタートしたのに、気持ちは空回りしたまま、まともに戦えない。
後半20分に玉田、同30分には中村を引っ込めたのは、
これ以上主力に故障者を出したくないという指揮官の意図が見えた。
「この大会は楽しみを与えてくれる一方で選手を壊されてしまう大会。準備が難しい」と
ストイコビッチ監督が本音を吐く。力強さを誇れるのは国内限定。
アジアレベルでは、ひ弱なイメージだけ残して、グランパスが大会を去った。
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