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映画全盛期の日活の看板俳優の１人で、主演映画「太陽の季節」など数多くの映画、テレビドラマで
演技派として活躍した俳優、長門裕之（本名・加藤晃夫）さんが２１日午後５時２０分、入院していた
東京・文京区の順天堂医院で死去した。７７歳だった。
２００９年１０月に「芸能界きってのおしどり夫婦」として知られた妻で女優の南田洋子さん（享年７６）を
亡くしており、愛する妻を追うように旅立った。
この日夜、都内で会見した弟で俳優の津川雅彦（７１）によると、死因は肺炎による合併症。
２１日昼過ぎに容体が急変し、意識不明に陥った。津川は、同午後３時すぎに連絡を受け病院に
急行したが、到着を待たずに息を引き取ったという。
長門さんは、昨年８月、１０時間におよぶ解離性大動脈瘤（りゅう）のバイパス手術を受けたが、
翌９月に都内で開かれた認知症に関する講演会に車いすで現れ、仕事復帰を果たした。
１１月には妻の南田さんを偲ぶ会を兼ねた快気祝いのパーティーに出席。同席した津川は「兄貴は、
手術後、集中治療室から出たらすぐにステーキ、すき焼きを食べていた」と全快をアピール。
昨年１２月の福岡での講演会では「僕自身の物語に幕を下ろすまで人生を演じ切りたい。７６歳、
もう一度頑張ります」と今後への意欲を語っていた。
しかし、今年に入って体調を崩して入院。一度は退院したものの、４月にリハビリのために再入院した
後は、病状が次第に悪化。復帰を予定していた５月放送のＮＨＫドラマ「どんど晴れ スペシャル」の
出演も中止するなど、予断を許さない状況が続いていた。
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豪快な人柄と個性的な存在感で、俳優として晩年まで活躍し続けた長門裕之さん。妻への愛も一生貫いた
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★１がたった時間 2011/05/21(土) 21:58:12.75
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