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【テリー伊藤コラム】焼き肉店の企業努力って何だろう 生理中の女子アナ「ユッケ食べたい」
某テレビ局の控室で、某女子アナとユッケの集団食中毒事件の話題になったとき、
この女子アナが「アタシ、生理のときには体が血を補給したいと求めているのか、
本能的にレバ刺しとかホルモンとかユッケを食べたくなるんです」とアッケカランと
語っていた。お前は吸血鬼か!?
近ごろ、肉食系オンナどころか、生肉食系オンナが増えてきたね。かつてオッサンたちが
精力をつけたいときは、ガード下の店で隠れながらホルモンを食べていたんだけどね。
だいたい、私の子供時代には、牛肉を生で食べる風習はなかったよ。ユッケなんてシロモノも
世の中にはなかった。一体、いつから日本人はユッケやホルモン好きになったんだろう。
特に驚いたのは、焼き肉屋で若い連中が、「とりあえずビール」ならぬ、「とりあえずユッケ」と
注文すること。枝豆やキムチ、ナムルのようなお通しと同じ感覚なんだね。
富山、福井、神奈川県の焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件では、
おばあちゃんや子供たちも犠牲になった。子供まで食べていたとは、ホント、日本の食生活は
変わったよね。
(中略)
厚労省は生の牛肉を出す店に対し、衛生基準を満たした生食用の肉を使っていることを
表示するよう求める方針だというが、まだまだ甘いよね。
タバコの箱には「喫煙は肺がんの原因の1つとなります」とか「妊娠中の喫煙は胎児の
発育障害や早産の原因の1つとなります」などと書かれてあるが、同様にメニューや看板、
各テーブルに「ユッケは食中毒になる恐れがあります」と表示して注意を促してほしい。
テレビ番組の収録は深夜に及ぶことも多い。そんなとき、「みんな、寝不足で元気が
ないから焼き肉を食べようか」ということが多い。元気な人間が焼き肉を食べるわけではない。
「今日、体調が悪いから、焼き肉でも食おうか」というケースも多い。体調が悪いときに、
ユッケなんか食っちゃダメだよ。
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