11/05/11 00:15:31.61 0
(>>1の続き)
主に文学関係の台本を担当する作家の三田完は「台本の通りに読んでも、小沢さんの
口調で全然違ったものになる。崩して面白くするところがすごい」と話す。
自身の語りについては「出たとこ勝負」と言う小沢だが、収録日の1週間前に渡される
台本はいつも書き込みで埋め尽くされる。「すし屋さんと同じで、ネタを仕込んで店で
並べるまでは本当に力を込める。お客さんが入ってからは、バカ話をしながら握っていく」
と語る。場面によってはスタジオを舞台のように動き回り、老若男女を演じ分ける
小沢の話芸は、周到な準備によるところが大きい。
独特の張りのある語り口は、82歳となっても健在。「年のわりにはちょっと元気過ぎる。
理想は噺家の林家彦六さんみたいに、伸び伸びと、ゆっくりと話したい。けど、何となく
続いちゃっているから。同じようにやらないといけないかなと思っているんですよ」と
胸の内を明かす。
絶えず聴取者を楽しませようという「こころ」が1万回達成につながったのだろう。
(終わり)
小沢昭一の小沢昭一的こころ
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