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2011年04月11日18時30分
提供:リアルライブ
大正末期の童謡詩人・金子みすゞの詩『こだまでしょうか』を、ACのCMで聞かない日はない。
もうひとつ、「こころ」はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見える…のほうも気になる。
いったい、震災後に作られたのか。またどうして、あんなに大量に流れているのだろう。
「ACは創業以来40年間、公共広告という活動を続けています。
毎年6月末に完成CMをまとめて放送局にお渡しして、7月以降放送局のご判断でいつでもOAいただく、
という契約になっています。
今回の“2つの”CMは、両方とも昨年作られたものでして、震災にふさわしくないものを除いて残った2作品です。
今大量に放送されている状況は、各放送局のご判断ということになるわけですね」(公益社団法人ACジャパン)
ちなみに、放映料はゼロだそうだ。
もうひとつの疑問。そう、ナレーションは誰がやっているのだろう?
「こだまでしょうか…のほうのナレーションは、歌手のUAさんです。
こころはだれにもみえないけれど…は、女優の岡本玲さんのお声ですね」(同・ACジャパン)
この、こころはだれにも・みえないけれど…も、同じ大正時代の童謡詩。
作者は詩人・宮澤章二氏で、著書『行為の意味』に収録された詩の抜粋である。
岡本は、「このような形で知っていただくことになるとは想像していなかったので、
色んな方に知っていただけてありがたいと思う反面、複雑な心境です」
というコメントを出している。
2作品とも、昨年作ったCMをまったく変更していないそうだが、
不思議とぴったり今この時にハマっている気もする。
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