11/04/03 21:06:40.20 P
(>>1からの続きです)
杉は両校に避難する約800人のほか、救援物資の行き届かない周辺9カ所の避難所にもカレーを配達。
避難所には高齢者が多く「今は休んで、ここから前に踏み出してほしい」と声をかけて回った。
用意したカレーは、ショウガやニンニクをふんだんにすり下ろしたビーフカレー。
具は牛肉とタマネギのシンプルなもので、被災者の間から「体がポカポカしておいしい」と声があがり大好評。
妻の伍代も得意料理の豚汁を作った。万石浦中には炊き出しを聞きつけた石巻市の亀山紘市長が訪れ、
杉らに感謝の気持ちを伝えた。
1995年の阪神・淡路大震災などでも救援活動を行った杉は、
カレーのほかに水3トン、灯油3600リットルなどを用意。
1日午前6時に20トントラック、タンクローリー車など計12台で都内から宮城県に向け出発。
総勢24人のスタッフとともに同日夕に石巻市水浜地区に入った。
杉の所属事務所によると、車中泊を続けながら被災地を奔走する杉は、
「この状況で寒いとか疲れたとか言ってられない」と気持ちを引き締めているという。
3日が炊き出しの最終日で石巻市河北総合センターで昼食の調理をする予定だ。
★ガソリンなど救援
杉が用意した救援物資はカレー5000食、野菜サラダ3500食、豚汁5000食、杏仁豆腐1000食の計1万4500食。
ほかにガソリン3000リットル、男女の下着4000着、ストーブ30台、歯磨きセット1万個などを被災者に届ける。
所属事務所によると、杉ら救援部隊は2日、大須小から万石浦中に向かう山道で破損した漁船と遭遇。
津波の破壊力を目の当たりにし「これはひどい…」と言葉を失っていたという。(了)