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東北は終わらない。宮城県で東日本大震災に被災した“悪魔仮面”ケンドー・カシンは、現在も同県内で自給自足の生活を続けている。
食料難、ガソリン不足、犯罪・・・被災地の現状を嘆きつつ、青森・南津軽郡常盤村(現・藤崎町)出身のカシンは、力強く東北地方の
復興を訴えた。
―今はどんな生活を
カシン 宮城県内にいる。自給自足の生活は変わらない。先日、スーパーをのぞいたら、食料が完全に不足していた。米やカップ麺は
市場から消えている。ただ野菜や冷凍の魚類は出回っている。これからどうなるかは分からないが、ガスはまだ開通していない。
―深刻なのは
カシン ガソリンだ、ガソリン。スタンド自体が開いていない。だから俺も身動きがまったく取れない。こればかりはどうにもならない。
―実家の養鶏場は
カシン 内陸だから無事だった。それにしても海側の被害は、同じ東北人として言葉もない。
―確かに宮城県を中心に未曾有の非常事態です。被災した銀行が強盗に襲われたり、ガソリン泥棒、震災店舗での窃盗などの
犯罪も起きています。
カシン 悲しい。そんな連中は許せんが、悪事に走るのはごく一部の人間と信じたい。東北人は本来善良だ。しかし今は「頑張ろう」と
言われても、頑張れないのが現状だろうな。それでも何十年かかろうと復興してほしい。俺も何かやれることがあれば、余生をささげる
しかない。
― ・・・・・
カシン 大体、東北地方がなくなったら日本が困るぞ。魚介類だけじゃない。ある意味、風土自体が日本人の心のよりどころでもあるんだ。
―確かに
カシン それと報道に問いたい。外国人でも被災した人間はたくさんいる。米国人の女性教師が宮城・石巻で亡くなったらしいが、
外国人の情報が少なすぎる。それどころじゃないかもしれないが、家族の安否を気遣う人間がいるのは世界どこでも同じだ。
―これからは
カシン 24日に東北自動車道の規制が解除になった。何とかガソリンを補充して青森に戻って実家の様子を見に行こうと思う。
(東京スポーツ 3月26日(土)販売号より)